| 2003年7月26日(土) 快晴 折立(4:30)・・・太郎平小屋(7:50)〜薬師沢イワナ釣行〜薬師峠キャンプ場(15:50) |
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| 前日、車で折立に入り車中泊した。昨日は大雨だったが、今日は幸い雨があがり回復傾向にあるようだ。 この山旅の一番の目的は黒部岩魚に会うことだが、登山もするつもりだ。せっかくの北アルプス、山歩きも存分に楽しもう! 今回の山行計画ではいくつかの不安要素があった まったく初めての北アルプスで、いきなりの単独テント山行・・・未知の源流域での釣行・・・などといったものである。入山前は押しつぶされそうなプレッシャーを感じたりもした。しかし、「なあーに、これまでも1人でやってきたじゃないか。今回の山行なんて過去に経験した大峰全山縦走なんかと比べりゃ楽勝だぜ!」と励ますもう1人の自分がいた。実際、山に入ればそんな不安は吹っ飛び、いつもの自分に戻っていた |
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太郎平に向かう登山道は登り一辺倒のルートだ。しかし、30分も登ると展望が開け、大展望が広がる。いつしか雲海が足下に広がり、はるか遠く剣岳も望まれる。きれいな花々も咲き誇り、心なごませてくれる。身も心も山の中に溶け込んでいくような気がする。 |
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最近は釣りばかりで、テント山行からは遠ざかっているので少々バテ気味となるが、太郎山が近づくにつれ元気がでてくる |
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太郎平小屋前は大勢の登山客でにぎわっていた。さすが北アルプスだけあって、若者や外人の姿もあった。さっそく小屋でビールを買い求めるのであった^^。テン場はここから徒歩20分程のところにあり、先にテントを設営してから薬師沢釣行に向かった |
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薬師沢釣行から戻るとテン場はいつしかいっぱいになっていた。今日はなんだかむしょうに腹が減る。さっそく食事の支度をし、一気にかきこんだ。その後、ビールをガブのみしたのは言うまでもない・・・ |
| 7月27日(日) 晴れのちくもり 薬師峠キャンプ場(4:30)・・・薬師沢小屋(7:10)・・・雲ノ平・・・三俣蓮華岳キャンプ場(15:00) |
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山の朝は早い。夜明けと同時に出発するのが習慣になっている。体はすっかり山に馴染み、山モードに切り替わっている。以前は切り替わるのに3日ほどかかっていたのだが・・・ |
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昨夜はよく眠れたので体調が良い。今日はいよいよ憧れの黒部源流にお目にかかれる日だ。胸が高鳴り足取りも軽い。 太郎平小屋前の分岐を左にとり、薬師沢へと下降する。 薬師沢小屋へ向かうこの道は所々木道で整備されていて歩きやすい |
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テン場を出発して2時間半ほどで薬師沢小屋についた。写真左は小屋前の黒部川の流れである。初めて見る黒部の水色にすっかり感動してしまった。 写真の上にちょっとだけ見えている吊橋を対岸に渡り、雲ノ平への道に取り付く |
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雲ノ平への道は登りが非常にキツく、少々バテ気味となる。ようやく雲ノ平へつくころには、ガスで覆われせっかくの展望が台無しになる。このあたりは万年雪が大量にあり、気温も低い。しかし、そんなことはお構いなしにビール休憩する私であった(写真左・雲ノ平小屋にて) |
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祖父庭園から祖父岳の山腹を巻き、いったん黒部源流に下降する。いよいよ、この山行の夢の舞台にたどりついたことになる。 「黒部源流の岩魚」・・・ただこれだけを夢見て大阪からやってきたのだ。後先考えずに、少々無謀とも思える計画を実行に移したのもすべて黒部岩魚に会うためなのだ。 明日はぜったい黒部岩魚に会うぞ!そう胸に誓い三俣山荘へと急いだ 三俣山荘からは槍ヶ岳(写真左上)・鷲羽岳(左下)が望まれ、絶好のロケーションだ。 いよいよ明日は黒部岩魚に会える・・・その夜は胸が高鳴り、なかなか寝付けなかった。雪渓がかかっていたが、はたして釣りができるのだろうか?・・・黒部岩魚は姿をみせてくれるのだろうか?・・・・ |
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| 7月28日(月) 曇り 黒部源流釣行(4:30〜8:00)〜鷲羽岳ピストン(8:50〜10:50)・・・黒部五郎キャンプ場(15:10) |
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鷲羽岳への登路から望む三俣蓮華岳(写真左) 今朝の黒部源流釣行では念願の黒部岩魚にも会うこともでき、これからは登山に専念できるというものだ。 今日は半休養日ということで、鷲羽岳ピストン〜黒部五郎キャンプ場といった軽めの計画を組んである。 鷲羽岳への登路は岩だらけのガレ場を登るもので、落石をおこさないよう慎重に登る。頂上は風強く、肌寒かった(写真下)。写真左下は鷲羽池 |
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鷲羽岳を登り終えたあとテントで昼食をとり、撤収した。三俣蓮華岳の頂上はあいにくのガスで展望は今ひとつだった。 |
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| 縦走路から見た黒部側の景観 | 黒部五郎キャンプ場のテン場 |
| 小屋で確認したところ、天気は下り坂で明日は雨らしい。天気が良ければもう1泊して薬師岳に登ろうかなどと思っていたが、明日は折立に下山することにした | |
| 7月29日(火) 曇りのち風雨 黒部五郎キャンプ場(4:40)・・・黒部五郎岳(7:00)・・・太郎平(12:00)・・・折立(15:00) |
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天気予報通り今日の朝は小雨が降っていた。レインウェアを着込みテン場を後にした 濃いガスに覆われ展望はゼロ・・高度をあげるにつれ気温も下降し、横殴りの風雨が吹き付けるようになる 大展望が堪能できるはずの黒部五郎岳もまったくだった |
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ここから太郎平までの道のりは本当に長く感じられた。なにもかも成し遂げたという達成感と脱力感・・・それらが複雑に入り混じり、少し感傷的な気分に浸ってもいた やがて太郎平小屋が見えてきてホッとすると同時に、もうこれで終わってしまうのか・・・という一抹の寂しさを感じずにはいられなかった。 |
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最後に黒部源流を見やる・・・黒部の山々はガスのカーテンに覆われていた 今回の黒部釣行は当初やれるかどうか不安だったが、いざ取り組んでみると普段登っている滋賀・奈良・三重の山々とさして変わりはなかった。むしろ夏に限れば、大峰の縦走のほうが倍はキツイと思った しかし、これはあくまで夏の話であって冬は別である。やはり3000mという高度は人の生命を脅かすものだということを思い知らされた |
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